DESIGN IT! magazine 2008 vol.1の上野さんの記事を読んで、改めてコンセプトを最初に規定することの大切さを感じたのでメモ。
上野さんの「IT設計の新潮流」という記事では、以下のようなことが書かれています。
一般的な要件定義フェーズでは、議論を重ねるうちに、どんどんと盛り込む機能が増えていく。あったら便利だろうと思われる昨日のアイデアが次々と出てきて、要件に追加されていく。「便利だ=機能が多い」という価値観を否定するのは難しく、要件が膨らんでいく流れに真っ向から抗う者は少ない。機能を増やすことは簡単だが、減らすことは難しい。
by DESIGN IT! magazine 2008 vol.1 p.069
発注側のお客様も受注側の開発者も両者とも、ビジネス戦略をサイトコンセプトとして落としこめていない状態で開発していると、機能の増加を抑える理由がほとんど無い状態で突き進まなければいけなくなってしまいます。すると、最終的には、使われない機能が沢山あるけれど、よく使われる機能の使い勝手が悪いというサイトができてしまいます。
機能が少なくなり、UIがシンプルになれば、工数が減り、金額と開発期間が減るはずです。これは発注側のお客様にとってはハッピーなことのはずです。それなのになぜ機能を増やしたがるのか考えると「機能を増やさないとやりたいことが実現されないのではないか」「機能を増やせば便利になるのではないか」という思考が働いているからだと思います。それが全部間違っているとは言いませんが、何かしらの根拠を持って「これで良い」ということを伝えられれば、そのような不安を拭い去ることができるのではないでしょうか。
その時に、一つの武器になるのがサイトコンセプトです。





